スマホでVPNを利用していますが、VPNに接続すると、一部のアプリが開けなくなったり、ログイン時に通信エラーが表示されたりすることがあります。
特に、銀行やスマホ決済、動画配信サービスなどのアプリで発生することが多く、VPNを切断すると正常に使えるようになります。
VPNに接続すると、一部のアプリが使えなくなるのはなぜでしょうか。
また、VPNを使いながら、特定のアプリだけ通常の回線に接続する方法があれば知りたいです。
※この投稿は、回線ひろば運営がQ&A初期整備のため、よくある質問をもとに作成した相談例です。
VPNに接続すると一部のアプリが使えなくなる主な理由は、通信元のIPアドレスや通信経路が通常とは変わるためです。
VPNを利用すると、アプリからは自宅回線や携帯回線のIPアドレスではなく、VPNサーバーのIPアドレスからアクセスしているように見えます。
銀行、スマホ決済、動画配信サービスなどでは、不正アクセスや地域制限の回避を防ぐため、VPNサーバーやデータセンターからの通信を制限していることがあります。海外のVPNサーバーに接続している場合は、日本国外からのアクセスと判定されることもあります。Appleも、VPNを有効にしていると一部のアプリやWebサイトがコンテンツを読み込めない場合があると案内しています。
また、次のような原因も考えられます。
- VPNの広告ブロックやセキュリティ機能がアプリの通信を遮断している
- VPNが使用しているDNSサーバーとアプリの相性が悪い
- VPNサーバーが混雑している
- アプリが使用する通信方式やポートにVPNが対応していない
- 常時接続やロックダウン機能によって、VPNを経由しない通信が遮断されている
Androidのロックダウン機能などでは、VPNを通らない通信を遮断する設定があるため、アプリの認証処理などが正常に完了しない場合があります。
対処方法としては、次の順番で確認してみてください。
- 接続するVPNサーバーを変更する
- 海外サーバーではなく日本国内のサーバーに接続する
- VPNアプリと使えないアプリを再起動する
- VPNの広告ブロックや脅威対策機能を一時的に無効にする
- VPNの接続方式を変更する
- VPNアプリにスプリットトンネリング機能があれば、使えないアプリをVPNの対象外にする
スプリットトンネリングとは、指定したアプリや通信だけVPNを通さず、通常のインターネット回線に接続する機能です。対応状況や設定方法は、利用しているVPNサービスによって異なります。
銀行やスマホ決済などの重要なアプリについては、無理にVPN経由で利用せず、VPNを一時的に切断して携帯回線や信頼できるWi-Fiから接続する方法が安全です。
VPNを切断すると正常に使える場合は、スマホやアプリの故障ではなく、アプリ側のアクセス制限やVPNの設定が原因である可能性が高いです。
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