自宅のインターネット環境を確認したところ、回線事業者から提供されたホームゲートウェイに、市販のWi-Fiルーターを接続して使用していました。
どちらの機器もルーター機能が有効になっているようで、「二重ルーター」の状態になっている可能性があります。
現在、通常のWeb閲覧や動画視聴はできていますが、二重ルーターのまま使用すると、通信速度の低下やオンラインゲーム、VPN、ポート開放などに問題が起きることはあるのでしょうか?
また、二重ルーターを解消するには、どちらの機器をブリッジモードやアクセスポイントモードに変更すればよいのか、確認方法も教えてください。
※この投稿は、回線ひろば運営がQ&A初期整備のため、よくある質問をもとに作成した相談例です。
二重ルーターとは、ルーター機能が有効になっている機器を2台以上接続し、NATと呼ばれるアドレス変換処理が複数回行われている状態です。
通常のWeb閲覧や動画視聴だけであれば、そのままでも問題なく利用できる場合があります。ただし、次のような通信では不具合が起きることがあります。
二重ルーターで起きやすい問題
- オンラインゲームでNATタイプが制限される
- ボイスチャットや対戦相手との接続が不安定になる
- ポート開放を設定しても外部から接続できない
- 自宅のパソコンやNAS、監視カメラへ外出先からアクセスできない
- VPN接続が確立しにくい、または途中で切れる
- UPnPが正しく動作しない
- IPv6通信が利用できない、または接続方式が複雑になる
- トラブル発生時に、どちらのルーターが原因か判断しにくい
二重ルーターだから必ず通信速度が大幅に低下するわけではありません。ただし、性能の低いルーターが間に入っている場合や、複数の機器で通信処理やフィルタリングが行われる場合は、速度や応答時間に影響する可能性があります。
二重ルーターか確認する方法
市販のWi-Fiルーターの管理画面を開き、WAN側IPアドレスを確認します。
WAN側IPアドレスが、次のようなプライベートIPアドレスになっている場合は、上位にもルーターが存在している可能性があります。
- 192.168.x.x
- 10.x.x.x
- 172.16.x.x~172.31.x.x
たとえば、ホームゲートウェイのIPアドレスが「192.168.1.1」、市販ルーターのWAN側IPアドレスが「192.168.1.2」になっている場合、市販ルーターが上位ルーターの配下に接続されている状態です。
二重ルーターを解消する方法
一般的には、回線事業者のホームゲートウェイをルーターとして使用し、市販のWi-Fiルーターを次のいずれかのモードに変更します。
- APモード
- アクセスポイントモード
- ブリッジモード
機種によっては、本体に「ROUTER/AP/BR」などの切り替えスイッチがあります。
市販ルーターをブリッジモードに変更すると、ルーター機能が停止し、主にWi-Fiの電波を飛ばすアクセスポイントとして動作します。
一方、市販ルーターの性能や機能を優先したい場合は、ホームゲートウェイ側のルーター機能を停止し、市販ルーターだけをルーターとして使用する方法もあります。ただし、ひかり電話やIPv6接続を利用している場合は、ホームゲートウェイの設定変更によって通信できなくなることがあるため注意が必要です。
設定に迷う場合は、まず市販のWi-FiルーターをAPモードまたはブリッジモードに変更する方法が比較的安全です。変更後は、ルーターや接続端末を再起動し、インターネット接続やWi-Fiが正常に利用できるか確認してください。
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